外国為替証拠金取引、通称FX。
株の信用取引みたいで、何か怖いし、損失が「わっ!」っと出ちゃいそうで、敬遠してました。
なんせ株投資で信用取引に手を出して、追い証をくらった事があるので・・・
(追い証って、要は自己資金の3倍も借金して取引した株で、損失が出た場合に即刻「取り立て」を受けるんです)
この外国為替証拠金取引、通称FXも自己資金の何倍もの金額でやり取りするので、同じじゃないのかと、ビビっていました。
たまたま自己アフィリエイトで、触る機会があったのでチャートと世界情勢を見ながら、少し売買をしてみたんです。
ここら辺は、株の世界で十年以上経験してますから、経済をリアルタイムでチェックする事は難しい事じゃないです。
といっても、専門用語をバンバン使えるかと言われると、そこまでではないと言っておきます。
まぁ、FXは本当に初心者なので、これで小遣い稼ぎや生活費を稼ぐ投資まで行けるのかと言われると・・・まぁ、その、自分には天分の才がないので、何とも言えないのですが。
ただ、経済的に余裕があれば、ぜひ打ち込んでみたい!そう感じました。
株ほど小難しくは無いです。
ホント、売りか買いかのボタンを押すだけです。
FXはギャンブルか投資か!
これは、正直意見が分かれそうです。
あくまで初心者の意見ですが、株のように配当金も無いですし、優待もありません。
投資というより投機にあたるのではないかと思います。
ギャンブルみたいに、赤・黒のどちらか一発勝負!ではなく、経済という魔物をじっくり観察しながら、上げなのか下げなのか判断するといった感じです。
パソコンの画面を複数使って、世界の時事ニュースを即座にチェックする!
チャートをチェックしながら、どちらに振れるのか判断する!
そんな感じです。本気で取り組もうと思ったらですけどね。
それと何と言っても、外国為替証拠金取引のFXの場合、平日だと24時間、いつでも取引が可能という点です。
仕事が終わった後、あるいは早朝でも取引が可能、これは大きなアドバンテージです。
仕事が終わったら、株式市場も取引時間外・・・かといって仕事中にチェックするのは難しいですよね。
経済を知る!、世界情勢を知る!、自分の知識を上げる!、一石二鳥いや三鳥です。
なぜなら、お金が絡んでいるからです。
真剣にならざるを得ないです。
パチンコでも、台を選ぶ時、釘を見たり前日のデータを見たり、前に打っていた人の様子を見ていたり、結果的にはいろいろなデータを自然と集めています。
それと一緒です。
敢えて言いたい!
パチンコに行く時間があれば、世界情勢や経済のことを多少なりとも勉強してFX初めてみたらいかがですか?
初心者の私がいろいろと言ってもあまり説得力がありませんけどね。(^_^;
利益のだしかた
株投資と似ています。
日本の円とアメリカのドルに限って説明します。
ニュースでよく為替は1ドル110円とか111円などよく聞くと思います。
まずは円安に向かった時のお話しです。
例えば、今1ドル100円で100ドル札1枚に両替したとします。
(両替手数料はこの際考えないとして)
そうすると100ドル札1枚が10,000円の価値があるという事になります。(ドルを買う)
ところが次の日に、1ドルが110円になりました。(円安になった)
そこで、昨日の100ドル札を両替したら11,000円で返ってきました。
1ドル当たりの10円の差が1,000円となったわけです。
1,000円お金が増えました。
これが利益です。
上記はドルを買って売った場合です。
では、最初にドルを売るとどうなるか!
100ドル札を借りてきて、1ドル100円で両替しました。(ドルを売る)
10,000円が手に入ります。
ですが次の日に、1ドルが110円になってしまいました。(円安になった)
100ドル札を借主に戻そうと思ったら、11,000円を支払わないと100ドル札に両替できません。
つまり1,000円損をしてしまいます。
為替が円安方向の時
- 円安に向っている時にドルを買えば利益がでます。
- 円安に向っている時にドルを売れば損になります。
では次に為替が円高に向かった時の事を考えてみましょう。
1ドルが100円の時に10,000円で100ドル札に両替しました。(ドルを買う)
ところが次の日、1ドルが90円になってしまいました。(円高になった)
100ドル札を円に両替すると9,000円にしかなりません。
1,000円損をしてしまいました。
同じように、最初にドルを売るとどうなるか。
100ドル札を借りてきて、1ドル100円で両替します。(ドルを売る)
10,000円が手に入ります。
ですが次の日に、1ドルが90円になってしまいました。(円高になった)
100ドル札を借主に返そうと思ったら、9,000円の支払いで100ドル札を両替できました。
1,000円が手元に残ります。
為替が円高方向の時
- 円高に向かっている時にドルを買えば損になります。
- 円高に向かっている時にドルを売れば利益になります。
ちょっと考えてみると、そんなに難しい話ではありません。
デメリットは?
相場というモノは、結局どちらへ向かうのか判りません。
なので、1番のデメリットは元本割れの可能性です。
長い時間をみれば、おおよその方向は見えてくるのですが、1分や2分の単位では、驚くほど上下したりします。
それを、じっと利益になるまで我慢するのか、それともその1〜2分で取引を終えるのか、その点は自分に合った投資スタイルを見つけることが1番です。
自分に合った投資スタイルを探すのも面白いですよ。
ここら辺は、下の章で書きますが、いつまでもプラスになるまで待っていると、損失額が大きくなりすぎてしまうこともあります。
なので、自分なりにどれ位の損失がでたら処分するとか、ルールを決めるのもひとつの手です。
それは口座を開設するという面倒くささがあります。
身分証明書(運転免許証など)とマイナンバーを準備して、スマホなりガラケーの写メなりで撮って、送付しないといけません。
ただ送付といっても、ネット上で送付するだけなので、実際のところは簡単なんですけどね。
取引手数料。
これ、日に何度も行えば結構な金額になります。
自分が使っていた外為ジャパンは、1LOT(ロット)につき30円の手数料が掛かります。
1ロット=10万ドルの売買と思ってください。
円を売るなり買うなりした段階で、いきなり建玉評価損益の欄に-30円が付きます。
一日に30ロットの売買で900円の手数料が掛かるという計算です。
逆に、株と違って資金が少なくても何度でも売買できるのが魅力でもあります。
それと、孤独です。
パチンコだと箱を積み上げて、周囲に優越感を得られますが、ひたすらパソコンの画面かスマホの画面とにらめっこになります。
でも、本当は売買をしたら、しばらくは画面を見ないことです。
数百円の上げ下げで、それ以上の大漁を逃してしまう可能性があります。
逆に損をしている時は、設定で自分なりの許容範囲を指定し、自動的に損切り(損を承知の上で「買い」なら「売り」、「売り」なら「買い」)してしまいましょう。
私は、初心者でチキンハートなので5Pips(1万ドル売買なら500円)に設定していました。
最低、知っておきたい基本用語
ここでは、米ドルと日本円の取引についてのみに限定します。
【 Lot(ロット)】
数量の事で、証券会社によって1Lot(ロット)が10,000ドル単位だったり100,000ドルだったりします。
また証券会社によって実際の取引は、0.1Lotからの取引(1,000ドル)が可能なところがあります。
【 pips(ピップス)】
取引を行う時に使用する最小単位です。
日本円の場合、100Pips = 1円(100銭)になります。
ただ、10万ドルで取引をしている人と、1万ドルで取引をしている人での単位が異なります。
最初は、そこまで気にする必要はないと思います。
【 レバレッジ 】
「証拠金」に関連するのですが、実際に持っている資金よりも最大で25倍までの通貨量を取引する事が可能であるという事をレバレッジと呼びます。
自己資金が10,000通貨(1万ドル)の取引を行う時に、例えば1ドル100円だったとすると、百万円の資金を使うと、レバレッジは1倍となります。
また、1ドル100円の時に、20万円の証拠金で10,000ドルの取引を行おうとすると、レバレッジは5倍という事になります。
貧乏人の私の場合は、1ドル100円としたら、10,000通貨(1万ドル)の取引をしたい場合、レバレッジは25倍の40,000円を担保とする証拠金を口座に振り込む必要があります。
【 証拠金 】
レバレッジに対する担保と呼ばれている金額になります。
10,000通貨の取引をしようとした場合、証拠金に対して最大25倍までの取引が可能となります。
つまり、1ドル100円の時に10,000通貨のとりひきを行おうとした時、担保となるお金は40,000円という事になります。
もし、1,000通貨の取引をしようと思ったら、4,000円があれば良いということになります。
0.1Lot(ロット)の1,000ドルで取引を行おうとすると、4,000円でOKとなります。
ただし、実際のレートで計算されますので、例えば、現在のレート111円606銭での、必要証拠金は44,643円前後です。
【 売建:売り建て玉 / 買建 :買い建て玉】
基本的にレバレッジ1倍でない限り、証券会社からお金を借りて取引をすることになります。
「売り」の時には売りを取引する事です。「買い」の時も一緒です。
ただ、実際に手に入れないお金ですので、こう呼ばれています。
口座への入金
実は、インターネットバンキングを行っていれば、入金手数料や土日関係無く証券口座に入金できます。
これには自分も驚きました。
日曜日に証券会社のクイックチャージという機能をつかって、証券会社のホームページから入金処理を行いました。
証券会社の入金処理を行うと、家族名義などではなく、自分の取引口座(証券会社に登録した口座)のネットバンキングのページに飛びます。
そこで、出金の金額を入力して処理を行うと、日曜日だったのですが、手数料無しで即座に証券会社の指定口座に振り込まれました。
時代は進んだなぁと、改めて思ったしだいです。
ですから、地方銀行でもネットバンキングはしておいた方が良いです。
もし、面倒だとおもうならネット銀行に口座をひとつ作っておくと便利ですね。
取引FXの証券会社によるでしょうけど、5,000円程度から始められます。
5,000円の場合、0.1Lot(ロット)での取引になると思います。
自分の場合は、自己アフィリエイトでしたので、5万円を初回に入金しなければなりませんでした。
そして、条件は初回入金が5万円以上で、最低1ロットの取引でした。
というわけで、戦々恐々と取引を始めました。
取引
実際の取引画面にはボタンがいっぱいです。
ワケの分からないメニューがいろいろとあります。
FXの証券会社によって、機能も違えば名称も異なります。
ただ、その中でも使うボタンは決まっているので数カ所クリックするだけでした。
「売り」のボタンを押すか「買い」のボタンを押すかです。
外為ジャパンFXの画面です。
売りだと思ったら、青の売りのボタンを押してください。
買いの時だと思ったら、赤のボタンを押せば良いです。
数量の変更は下記のカ所で数量が変更できます。
小数点は直接クリックして入力すれば、0.1から入力が可能です。
取引後は、一括決済か、売り玉一括決済、買い建て一括決済のどれかを押します。
私の場合は、売り買い両方を同時には行わないので、真ん中の一括決済のボタンを押します。
初心者ですので、この程度でOKです。
もっと機能があるのですが、そこまでは今のところ資金がありませんので未確認です。
投資スタイル
投資スタイルには、長期、中期、スイング、短期といろいろとあります。
捉え方は人それぞれですが、自分の考えで述べます。
-
長期:3〜5年くらい
-
中期:3ヶ月から1年
-
スイング:1週間単位
-
短期:1日〜3日
-
デイトレ:分単位、あるいは秒単位
異常なほどの円高、79円とかなら長期でドル買いを行います。
実際、以前勤めていた会社の社長は79円で15万ドル購入したと自慢してました。
(その分、従業員に還元して欲しいと思いましたけどね。)
ほぼ、今の状態(108円から115円)ならデイトレか短期で遊びます。
世界経済、何が起きるか判らないですからね。
それに、レバレッジ25倍などという低資金で運用していますから、中長期やスイングは難しいです。というより怖いですね。
数十銭の変動で時給(600円程度)を稼ぐぐらいが自分にとって関の山でした。
今は、その証拠金もない状態なので、運用はしていません。
最後に運用した時は1万円のマイナスでした。
初心者の私の場合ですが、チャートは1分のチャートを見ながら、円安方向の時は円が売られれば買い、円が買われていれば見送り。
円高方向の場合は、円が売られれば見送りで、円が買われていれば売っていました。
500円の損失が発生したら、それ以上は深追いせずに、処分してましたね。
投資あるある
実際に、株式投資も一緒なのですが、投資あるあるについて書いておきます。
- 利益確定したあとに、さらに利益が上がった。
- 損切りしたあとに、反転して利益になった。
- ここが底だと思ったら、まだまだ底は深かった。
- 天井だと思っていたら、さらに天井は高かった。
- 激しい上下のやり取りに、ついていけずに思ったところで買えなかった。
- 全体のトレンドが購入してから変わってしまった。
- 自分が売買した後に、変動幅が大きくなった。
- トイレに行っている間に、売り時を逃してしまった。
- まだ利益が上がると思っていたら、損失になってしまった。
- 負けが込むとヤケクソになる。
- 儲かっていると、気が大きくなって後で泣くハメになる。
- 買うと下がり、売ると上がる。
株の格言ですが、「もうはまだなり、まだはもうなり」という言葉があります。
人間、腹八分目が丁度よいと思います。
各FXの証券会社